交通事故での腰痛の治療
最終更新日 2022/06/03
交通事故のケガというと首のむちう症が代表的な症状ですが、
そのむち打ちになった方の約42パーセントの方は腰痛も併発しているとのデーターがあります。
つまり、交通事故によりケガをした方の2人に1人は首の痛みとともに腰の痛みも併発しているということになります。
割合的にはとても多いですよね!
ここでは、そんな多くの方が悩んでいる交通事故での腰の痛みの原因や
治療法について説明していきます。
交通事故での腰痛の治療 もくじ
・交通事故でおこる腰痛のポイント
・交通事故での腰痛の原因
・交通事故での腰痛の症状
・交通事故での腰痛の治療法
・まとめ
・交通事故での頭痛治療の体験談
・交通事故でおこる腰痛のポイント
交通事故では首の痛みだけではなく腰に痛みが広がることも多々あります。
腰の痛みの場合は交通事故以前からの症状との見極めがとても難しいと言われ、
交通事故の保険担当者からは交通事故によるものかそうでない症状かの説明を求められます。
交通事故の衝撃は日常では受けないくらい強い衝撃ですので
当院では事故状況を詳しく聞きながらどのような衝撃を受けたかを確認し
通常の腰痛との違いを理論立てて保険担当者にもしっかりお伝えしていきます。
また交通事故での腰痛の事はもちろん、交通事故に関連するあらゆるご相談を受け付けていますので、どのようなご質問でもお話しください。
・交通事故での腰痛の原因
まず背骨は首から骨盤まで連結してつながっていますので、交通事故の衝撃による頚椎のズレによって腰に痛みが出現することがあります。
また運転姿勢によっては首以上に腰が衝撃を受けることも考えられます。
特に前からの追突や横からの追突の場合はとっさに避けようとして体を捻り
避けようとした瞬間に追突の衝撃を受けるなど、腰にダメージを受けやすい事故状況の場合もあります。
交通事故の腰痛のレントゲン検査
交通事故での腰痛は特にレントゲンなどの検査では原因を特定しにくいと言われています。
レントゲン検査は腰椎や骨盤の骨折などを診る時に有効ですが、そこまでの症状の方はごく稀です。
ですので、レントゲンはとってもらった方が良いのですが、
その検査結果だけにとらわれず
事故の追突状況により衝撃を受けた腰の部位や追突方向からどのように負担がかかったかなどを突きとめながら治療をしていく必要があります。
当院では様々な腰痛の症状の方が安心して通っていただけるように交通事故での腰痛に合わせた治療法をたくさんご用意しております。
最適だと思う治療法を行いますが、
一つの治療法で結果が出なければ、次の治療法といったように腰痛の原因を見極めながら慎重に施術を施していきます。
・交通事故でおこる腰痛の症状
交通事故後の腰痛では様々な症状が起こりますが、特に多い4つの症状についてなるべくわかりやすくお伝えします
・交通事故後に背中に近い腰の上の方が痛む
・交通事故による筋肉性腰痛
事故の衝撃で肋骨から腰椎、骨盤などを結ぶ筋肉を痛めておこる症状です。
頚椎のむちうち症の痛みと併発しやすくむちうち症で頭が前に下がってしまう場合に
腰の筋肉が伸ばされることが多くなると症状が長引きやすいのが特徴の腰痛です。
運転姿勢がよくない方は交通事故の衝撃をより強く受けるため、交通事故による筋肉性の腰痛がおこりやすい傾向にあります。
・交通事故後から前かがみになると痛いくなった
・交通事故による椎間板損傷
腰椎と腰椎の間にある『椎間板』というクッションの役割をする組織が交通事故の衝撃で傷んでしまいおこります。
前にかがんだりなど、腰を曲げたときに椎間板が圧迫されて痛みが出ます。
背骨を支える筋肉が弱い人は、交通事故の衝撃を受けた際になりやすいケガです。
交通事故の痛みを改善する治療とともに背骨を支える筋肉を動かすリハビリが有効なので
強い症状が落ち着いてきた段階で、そのようなリハビリも一緒に施していきます。
・交通事故後から腰を反らすと痛みがでる
・交通事故による椎間関節損傷
事故後に腰を反らせるときに痛みがでるケガです。
腰椎の背中側にある椎間関節という上下の背骨を結んでいる関節が圧迫されることで痛んでしまいます。
腹筋が弱い方は運転時に腰を反らして運転していることが多く
そのような姿勢の時に交通事故にあうことで椎間関節がダメージを受けてしまい損傷します。
・交通事故後から骨盤やお尻に近い腰痛がある
・交通事故による仙腸関節損傷
左右の骨盤の高さが違う方や追突の際に片足でブレーキを踏んだ際に衝撃を受けてなることが多いケガです。
骨盤と背骨の間の仙腸関節を痛めて発症します。
仙腸関節を痛めると片足立ちで踏ん張りにくく、歩行時に片足になる瞬間に痛みが出てきたり
股関節の前側やお尻にも痛みがでてくることもあります。
この他にもその方によって腰痛の出かたは様々です。
どこが傷んでいるのかを確かめながら治療することが必要になります。
また当院に起こしになられた方で、精密検査が必用な腰痛の場合は、交通事故に力を入れている
整形外科や病院と提携しておりますので、症状のとれにくい交通事故の腰痛でも当院ではしっかり対応させていただくことができます。
・交通事故での腰痛の治療法
・交通事故の腰痛への手技療法
交通事故で痛めて硬くなった筋肉をしっかりもみほぐしていきます。
背骨がしなることで痛めることの多い交通事故の腰痛の場合は
腰の奥の方の背骨を支える筋肉がダメージにより固まっていることが多く
表面の腰の筋肉の力が抜ける姿勢を選びながら、中に力を届かせるように手技療法を施していきます。
奥の方へ届かせるというと痛いような印象をお持ちになられるかと思いますが
無駄な力が抜けることで痛みが少なく、奥の筋肉を狙うことができます。
また心配な方でも手技の強弱を確認しながら行いますのでご安心ください。
・交通事故の腰痛への鍼治療
交通事故での腰痛で特に腰椎の際の部分や、お尻など厚みのある部分への治療は鍼治療が適しています。
症状に合わせて様々な長さ、太さの鍼を使って状態に合った鍼治療を施していきます。
鍼と聞くと痛みが心配な方もおられると思いますが、細い鍼でしたら打たれたことがわからないくらいの刺激感です。
ただ症状が頑固な方には特注の鍼を使った方が良い場合もあります。
いずれに場合も患者様によく説明してから行っていきますので、不安なことがあれば何でもおっしゃってください。
・交通事故の腰痛へのラジオ波治療
固まった筋肉を柔軟性のある筋肉に変えるための治療です。
腰やお尻の奥深くまで温めることができます。
温めるというと温泉を思い浮かべる方が多いと思います。
温泉にしっかり浸かっても深部温度は1度程度しか上がっていませんが
ラジオ波を使えば深部温度を3度~4度も上昇させることができ、硬い筋肉にたくさんの栄養のある新鮮な血液を送ることができます。
治療の痛みは全くない心地いい感覚で、お尻に流す時も直接ズボンを下げないでも使用することができるのもこの治療法の利点です。
・交通事故の腰痛へのショックマスター療法(伊勢崎太田交通事故むちうち治療センターのみ)
固まった腱や筋肉に圧力波を与えて緩めていきます。
この器械はお腹の中に貯まった石を破砕する機械をもとに改良され作られました。
表面から触って硬さを把握できる筋肉や腱に対して、十分にアプローチすることができます。
安全性も考えられていて圧力が中に入るにしたがい、拡散し圧力が広がっていくため、中の組織を傷つけにくい仕組みになっています。
・交通事故の腰痛への立体動態波治療
多くの機能が設定でき、様々な腰痛の症状に合わせた治療をすることができます。
特におすすめの症状は腰を反らしての腰痛の際に使用することで、横向きで寝て腰を丸める姿勢を作り、腰椎のすき間に電極を当てて通電する方法です。
腰を丸めることで腰椎の椎間関節を開きながら効果的に立体的に入る電気を流していくことができます。
・交通事故の腰痛へのハイボルテージ治療
鋭い痛みをとることに特化した治療法です。
治療には高電圧の強い電気を使いますが、痛みの少ない工夫がされていて、
思ったより痛く感じなかったという方が多いです。
一回の治療で劇的に状態が良くなる方もおられる即効性のある治療法です。
・交通事故の腰痛への酸素カプセル(伊勢崎玉村交通事故むちうち治療センターのみ)
交通事故で腰に衝撃を受けた場合は身体へのダメージもが深刻なことも多く、回復させるためにはたくさんの酸素が必要になります。
高気圧酸素カプセルに入ることで酸素を溶け込みやすくし、普段の大気中の酸素では届きにくい身体の抹消部まで酸素が行き渡り、それにより回復が期待出来ます。
・交通事故の腰痛へのプロテック3療法
日頃から重力がかかっている腰椎の関節部を体重で広げながら腰椎のすき間を動かしていく治療法です。
体の根本のつまりを改善させます。
治療が終わった後は腰から足にかけてとてもスッキリ爽快になります。
・交通事故の腰痛へのがくリハ
・骨盤前高後傾体操
イスに座り軽く脚を開き、背筋を伸ばして浅めに座ります
骨盤をゆっくり前方に傾けて背中を反らようにしてください
次にお腹を覗き込むようにゆっくりと背中を丸めていきます
注意点は
上半身ばかりではなく骨盤を動かすように意識することです
・骨盤左右回旋体操
イスに座り両手を胸の前に組みます
ゆっくりと骨盤を後へ回すように動かします
元の姿勢に戻り、この動作を繰り返します
注意点は
上半身はなるべく動かさないようにして前へ向けた状態でおこないましょう
その他、ウォーターベッドやメドマー干渉波、高周波、超音波などあなたの交通事故の腰痛に合ったメニューを選定して施術していきます。
・まとめ
・交通事故でむちうちになった方の2人に1人は腰痛も併発している
・交通事故による腰痛は避けようと捻った際の背骨のズレや筋肉へのダメージが原因になる
・交通事故の腰痛はレントゲンでは原因が特定しにくい
・腰痛の症状は
・筋肉性腰痛
・椎間板性腰痛
・椎間関節性腰痛
・仙腸関節性腰痛
などにわかれる
・交通事故での腰痛の治療法は
手技療法
鍼治療
ラジオ波治療
ショックマスター治療
立体動態波治療
ハイボルテージ治療
酸素カプセル
プロテック3
などがおすすめ